『グラッサー博士の選択理論』の本は、分厚くて読めないという声を複数いただきました。
そこで、本の第1章には、どんなことが書いてあるのかを会話形式の記事にしたら、漫画を読むようにスラスラ読めるとの反響がありました。
さらに全ての章を記事にして欲しいとのリクエストがあり、1章から13章までをそれぞれブログ記事にしてみました。
選択理論の知識を得て、毎日の生活で選択理論を実践すると、幸せな人間関係を手に入れられるのです。
第1章 コントロールできるのは自分だけ
人は誰でも、内側から動機付けられて行動しています。人は誰でも、外側から動機づけられて行動するのではありません。もし、強制的に何かをさせると、人間関係が悪くなり、お互いに不幸になります。
第2章 人がいかに動機付けられているか
誰でも、遺伝子の指示で、内側から動機づけられて行動しています。人は、生まれながらに、5つの基本的欲求を持っています。基本的欲求は遺伝子によってプログラムされていて、その欲求を満たすために行動しているのです。
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第3章 理想のアルバム、上質世界は人によって違う
誰でも、基本的欲求を満たすために行動しますが、その満たし方は人によって違います。その人が欲求を満たす理想の世界を上質世界と言います。自分の上質世界と相手の上質世界は違うと認識することで、それを人間関係に活かすことができるのです。
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第4章 落ち込みも自分の選択 抜け出すには?
落ち込みは、自分の選択です。落ち込むことで、3つのことを得ているのです。もし、落ち込みから抜け出したいなら、どうすればいいのでしょうか?
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第5章 性格の違う人とうまくやっていくには?
誰でも、5つの基本的欲求を持っていますが、その5つの基本的欲求の強弱は、人によって違います。そのため、人によって性格が違うのです。お互いの基本的欲求のプロフィールは違うと認識することで、それを人間関係にも生かすことで良好な人間関係を築けます。
第6章 どちらを選んだらいいのか迷う葛藤が起きた時の対処法
子供が劇で主役を演じるまさにその当日に、仕事での重要な会議が入ったします。良い父親とできる社会人、両方の理想像が欲しいのに、同じ日だとどちらかしか得られません。つまり、ぶつかり合う理想像が上質世界に入っている時に、葛藤が起きます。2つの上質世界、どちらも欲しいけれど、同時に手に入れることは難しい、そんな時に、どう対処したらいいのでしょうか?
第7章 効果的でない行動の選択 落ち込み、幻覚、幻聴、不安行動、パニック行動
現実に対処するのが困難な経験をすると、効果的でない行動を選択することがあります。例えば、落ち込み、幻覚、幻聴、不安行動、パニック行動などです。そんな行動を創造した時には、どう対処したらいいのでしょうか?
第8章 結婚生活で悩みがあったら、解決のサークル
パートナーとの間がうまくいかないとき、外的コントロールを使っているかもしれません。そんな時は、解決のサークルを使うと、外的コントロールから内的コントロールに移行できます。
第9章 親が子供のためにできること
子どもが何を選択するか、親は何もコントロールできません。親は、子どもの上質世界に親が入っていることが大切です。さて、あなたは、子どもの上質世界に入っていますか?
第10章 子どもが通いたくなる学校 クオリティスクール
人は外側からコントロールできません。たとえ、子どもであっても強制的に勉強させることはできないのです。
まずは、子どもが自ら勉強したいと思える環境を整えることです。そのためには、生徒も教師もそして勉強そのものも、子どもの上質世界に入っていることが大切です。
第11章 こんな会社で働きたい リードマネジメント
人は、外側から動機づけられて行動するのではありません。職場で部下に強制的に仕事をさせても、上質な仕事を達成することはできないのです。
人は、誰でも内側から動機付けられて行動します。選択理論をマネジメントに応用することを、リードマネジメントと言います。
第12章 誰からも強制されることのないコミュニティを作ろう
あなたが一人で選択理論を学んで実践するだけでも、効果を得られます。さらに、あなたと関わりのある周りの人たちと、一緒に選択理論を学び実践したら、小さなクオリティコミュニテイができ、もっと効果があります。それらのクオリティコミュニテイは、一つ一つは小さくても、どんどん繋がり、だんだん広がっていったら、大きなクオリティコミュニテイになります。
外的コントロールをしない人たちに囲まれた社会、住んでみたいと思いませんか?
第13章 人間関係が良くなる10の原理
選択理論の10の原理、選択理論のポイントがまとめてあります。
読んでわかることと実践してわかることは違います。今まで読んだことを役立てるか役立てないかを決めるのも、あなたの行動のコントロールです。私は、あなたの行動をコントロールできませんから、ここから先はあなた次第なのです。あなたは上記10の原理のうち何番が心に響きましたか? もしかすると、そこは、自分の問題に関わっていることかもしれません。特に今、人間関係で悩んでいる人は、ぜひ小さなことから始めてみて、選択理論の効果を体で感じ取ってほしいです。あなたが自分の人生だけをコントロールできると受け入れれば、人間関係が楽になり、主体的な人生を送ることができます。