グラッサー博士のロールプレイから学ぶ⁈
グラッサー博士が実際にロールプレイをしている貴重な映像『リンダと5人のカウンセラー』の翻訳をした方が、訳文を素材とした学習会を開催してくださいました。半日で次の3つを盛り込んだ、密度の濃い学習会でした。
1 グラッサー博士のロールプレイ40分の再現
2 飯島シニアインストラクターによる解説・質疑応答
3 飯島シニアインストラクターによる違う視点でのロールプレイデモ
傾聴
飯島シニアインストラクターは、「グラッサー博士は、クライエントの話をしっかり聞く、クライエントの言葉を拾って受けとめる、クライエントの話題を変えない」と解説しました。
ロールプレイは、クライエントの気持ちを丸ごと温かく受けとめ、より添いながら進んでいきました。
私はロールプレイ学習をしているとき、 RWDEPにとらわれて、いつのまにかクライエントの気持ちを置いていってしまうことがあります。しっかりとクライエントを傾聴することを心がけたいと改めて思いました。
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飯島シニアインストラクターとの会話
休憩時間のことです。飯島シニアインストラクターは、私の母が10ヶ月前に骨折したという話を覚えていてくださって、「その後、お母様のお加減はいかがですか?」と声をかけてくださいました。
その後続いた会話が、まるでグラッサー博士のように、私の言葉を拾って、受けとめ、そして寄り添ってくれる、とても温かいものでした。そう、まさに、グラッサー博士のロールプレイで見せていただいた傾聴を、実際の会話で体験したのです。
私も、グラッサー博士や、飯島シニアインストラクターのように温かく寄り添える人に、近づけるよう学んでいきたいと思いました。
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<ご参考>リンダと5人のカウンセラーとは:
1996年、米国ペンシルバニア州にあるLehigh University(リーハイ大学)にて、一つの同じ事例を5人の異なる流派のカウンセラーが扱うという試みが行われ、収録されました。ただ後日、カウンセラーの一人から公開に対する異議が出た為、残念ながら5人全員の映像が回収されてしまいました。この度、WGIJ内勉強会資料としての使用にのみ許可が降りました。 グラッサー博士が実際にロールプレイされている貴重な映像資料です(約41分)。その他4人のカウンセラーの映像はありません。今回素材として使うのは、映像資料を基に作成した訳文です。
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