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『グラッサー博士の選択理論』第2章 人がいかに動機付けられているか

食べるための行動も、遺伝子のなせる業である

A さん
おゆきちゃん、グラッサー博士の選択理論の本、第1章では、人は内側から、動機づけられているってことがわかったよ
おゆき
そうそう。「グラッサー博士の選択理論の本第1章を読んでみよう」ね。本の第2章では、人を動かすものは何かってことが書いてあるよ
A さん
人を動かすもの? 知りたいなあ。第2章の内容をざっくりと教えて
おゆき
例えば、Aちゃん、お腹がペコペコなら、どうする?
A さん
何か食べるかな
おゆき
そうだよね。料理するとか、冷蔵庫開けるとか、外食するために出かけるとか、お腹を満たすために何か行動を取るよね。
A さん
うん、食べるために何かしらの行動を取るね
おゆき
もし、Aちゃんのお腹がいっぱいの時、目の前にご馳走を出されたら、どうする?
A さん
目は食べたいと思うだろうけれど、お腹は拒否すると思う
おゆき
ということは、お腹が満たされていたら、食べないという選択をするのかな?
A さん
そうだね
おゆき
食べる、食べない、と人を動かすのは、遺伝子の指示なのよ

本には、

私たちは、自分たちの欲求を満足させようとする能力を持っている。それは、遺伝子という自然のなせる業である。

と書いてあるわ。

A さん
へー遺伝子の指示なのか
おゆき
お腹がすいた時は、生存の欲求が満たされないので、満たすために食べる行動をするのよ。
お腹がいっぱいの時は、生存の欲求が満たされているので、食べる行動をしないのよ
A さん
なるほど

誰でも5つの基本的欲求を満たすために行動する。

おゆき
もし、生存の欲求が唯一の基本的欲求なら、それをこばむ拒食症や自らの欲求に相反する自殺もないはずでしょ。基本的欲求には、生存の欲求以外にも、心理的な欲求もあることを説明しているわ
A さん
では、生存の他にどんな欲求があるの?
おゆき
生存の他に、愛所属、力、自由、楽しみがあるのよ。本には、次のように書かれているわ

有史以前には、今日ほとんど全て動物がそうであるように生存の欲求が唯一の基本的欲求であった。
しかし、だんだんと愛を示した人が生存するために優位を占め、愛は生存の欲求から分離しはじめ、それ自体で一つの基本的欲求となった。
同じことが、力の欲求にも起こった。時間の経過とともに、力の欲求を満たすことに成功した人は、そうでない人よりも、生存の機会を多く持つようになった。こうして、力の欲求もまた独立した欲求となった。他人から支配されずに、もっと容易に生存できるようになるために、私たちには自由が必要となった。このようにしてこれも分離した欲求となり、他人の力から身を守るのに役立つようになった。楽しみは、学習に対して遺伝子が与える報酬である。生存には直結しないが、愛、力、自由、の獲得に密接に結びつく多くのことを学習するにつれてこれもまた分離した欲求となった。生存の欲求を超えて追加されたこのような欲求が私たちの人生を複雑にしている。

おゆき
誰でも愛所属、力、自由、楽しみ、生存と5種類の基本的欲求を持っていて、人は、基本的欲求を満たすために行動するとグラッサー博士は説明しているの。
それぞれの基本的欲求については、本に詳しく書かれているから読んでみて。

第2章は、ざっくり言うと、誰でも生まれながらに、5つの基本的欲求を持っていること、基本的欲求は遺伝子によってプログラムされていて、欲求を満たすために行動していることが書かれているのよ

次の第3章はこちら。

第1章を読んでみようはこちら。

やせたいと口ばかりだった人がやせる行動をしたきっかけとは?

「したい」と「しないといけない」は大きな違い

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この記事を書いた人

yukitakaide

おゆき

仙台在住のおゆき です。
心の健康、体の健康を実践しています。

心の健康については、選択理論心理学を毎日生かしています。2012年より学び続けて、2015年選択理論心理士になりました。

体の健康については、グリーンスムージーを2011年より毎日飲んでいます。2013年にグリーンスムージーマスターを取得しました。

心の健康と体の健康を維持して、気持ち良く毎日過ごしています。

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