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『グラッサー博士の選択理論』第9章 親が子供のためにできること

子どもにいつ泣くかを選ばせる

A さん
おゆきちゃん、第9章には何が書いてあるの?
おゆき
選択理論を親子の関係に使う話が書いてあるのよ
A さん
おおー、うちの息子との関係にも生かせそうだわ
おゆき
そうね。お子さんがいる人にはぜひ読んでほしいわ。本には、こう書いてあるの

選択理論は、問題の解決よりも、問題の予防に用いられるときにより効果がある

A さん
選択理論をどうやって予防に使うの?
おゆき
本では、選択理論を直接子どもに教える例として、泣きそうになっている幼い子にどう声をかけるかの具体例が出てくるのよ
A さん
へー、どう対応するのか興味があるわ
おゆき
本には、次のように書かれているわ

泣きそうになると、選択理論を少し教えてこう言う。「今泣くことも、後で泣くこともできる。どっちがいい」子どもたちは、ぐずつくのも泣くのも、選択だということ、こうして彼らに考える材料を提供する。望むなら泣かない選択もできるということ。

A さん
いつ泣くかということを選択するという発想はなかったわ。こうやって小さい子にも、選択理論を教えられるのね

恋人についていくために大学をかわりたいと娘が言ったらどうする?

おゆき
今度は、10代の子供の具体例よ。恋人についていくために大学をかわりたいと言う娘。もし、Aちゃんなら、どうする?
A さん
うーん、反対だな。でも、娘のすることは、コントロールできないのよね。どうしたらいいのかしら?
おゆき
さすがAちゃん! 子どもが何を選択するかについて、親は何もコントロールできないんだよね。どうするかについて、本には次のように書いてあるわ

最善の対応は、事実を全部明かすことだ。なぜ反対なのか、彼女が傷つくのが怖いので、彼女がしようとしていることを支持するのが困難なのだと。しかし、また、彼女との人間関係は何よりも大切であることを話し、どのようにしたら2人とも今の良い人間関係を維持することができるかを尋ねてみることだ。

A さん
親として支持はしない、でも、良い関係を維持したいと伝えるのね。それで、納得してもらえるかしら?
おゆき
そこが気になるよね。本には、次のように書いてあるわ

選択理論の人間関係の基礎は、信頼を確立することである。
信頼を確立することは、子どもが何を言っても、また何をしても、親が子どもを拒否することはないということを意味している。
これは、何も同意できないということをも支持するということではない。拒否しないということと支持しないということとの間には大きな違いがある。
そして、子どもはあなたと親しい関係にあれば、その違いとあなたの立場を容易に理解する。

おゆき
もし、子どもの上質世界に親が入っていれば、たとえ意見が違うことがあったとしても、自分を拒否されたとは感じないよね。親が自分の上質世界にいる限り、子どもは親を信頼するわ。つまり、子どもの上質世界に親がしっかり入っている必要があるのよ
A さん
なるほど。普段から、子どもの上質世界に入れてもらうような関わりが必要ってことよね
おゆき
そうそう。本にもそのことについて書いているわ

私がこれをしたら、あるいは、これを言ったら、私たちは接近するか、もっと離れることになるか、いずれにしても、そのことで今よりも2人の距離が遠くなることを望んでいないと彼女に話すことだ。これは、結婚のサークルに匹敵する子どもと親の解決のサークルだ。関係がうまく言っている時こそこの概念を教えるべきだ。

おゆき
そうなのよ。親子でも、夫婦でも、2人の距離が近づくために、普段から自分は相手に何ができるかが大切なんだよね

夫婦が解決のサークルを作り、それを親子の解決のサークルに拡大すれば、自然に家族の解決のサークルに拡大する。
家族は一つの支えあう単位として、起こった問題に対応するために互いに助けあう。

A さん
なるほど!夫婦の解決のサークルが拡大して家族の解決のサークルになるのね
おゆき
そうなのよ。選択理論は、問題の解決よりも、問題の予防に用いられるときにより効果があるっていうことよね。
本には、他にも、具体例がいくつか出てくるわ。

  • 寝る時間が遅い子ども
  • うちに帰ってきたときに頼んだ家事をやっていない娘
  • 親は飼いたくないのに、犬を飼いたい子ども
  • ほんのわずかしか食べない娘

それぞれどう対応するのか、興味があったら、読んでみて

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親が今からできること

子どもが何を選択するか、親は何もコントロールできません。親にできることは、選択理論を教えること、そして、子どもとの親しい関係を維持できるようにすることです。子どもの上質世界に親が入っていることが大切です。さて、あなたは、子どもの上質世界に入っていますか?

「グラッサー博士の選択理論」本の第1章を読んでみよう。誰でも内側から動機付けられている。

「グラッサー博士の選択理論」本の第2章を読んでみよう。欲求を満たすために行動する。

「グラッサー博士の選択理論」本の第3章 を読んでみよう。あなたの理想の写真は?

「グラッサー博士の選択理論」本の第4章を読んでみよう。落ち込みも自分の選択?

「グラッサー博士の選択理論」本の第5章を読んでみよう。性格の違う人とうまくやっていくには?

「グラッサー博士の選択理論」本の第6章を読んでみよう。葛藤の解決の仕方とは?

グラッサー博士の選択理論第7章を読んでみよう 効果的でない行動をも創り出す??

グラッサー博士の選択理論 第8章を読んでみよう。幸せな結婚

 

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この記事を書いた人

yukitakaide

おゆき

仙台在住のおゆき です。
心の健康、体の健康を実践しています。

心の健康については、選択理論心理学を毎日生かしています。2012年より学び続けて、2015年選択理論心理士になりました。

体の健康については、グリーンスムージーを2011年より毎日飲んでいます。2013年にグリーンスムージーマスターを取得しました。

心の健康と体の健康を維持して、気持ち良く毎日過ごしています。

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