子どもにいつ泣くかを選ばせる
選択理論は、問題の解決よりも、問題の予防に用いられるときにより効果がある
泣きそうになると、選択理論を少し教えてこう言う。「今泣くことも、後で泣くこともできる。どっちがいい」子どもたちは、ぐずつくのも泣くのも、選択だということ、こうして彼らに考える材料を提供する。望むなら泣かない選択もできるということ。
恋人についていくために大学をかわりたいと娘が言ったらどうする?
最善の対応は、事実を全部明かすことだ。なぜ反対なのか、彼女が傷つくのが怖いので、彼女がしようとしていることを支持するのが困難なのだと。しかし、また、彼女との人間関係は何よりも大切であることを話し、どのようにしたら2人とも今の良い人間関係を維持することができるかを尋ねてみることだ。
選択理論の人間関係の基礎は、信頼を確立することである。
信頼を確立することは、子どもが何を言っても、また何をしても、親が子どもを拒否することはないということを意味している。
これは、何も同意できないということをも支持するということではない。拒否しないということと支持しないということとの間には大きな違いがある。
そして、子どもはあなたと親しい関係にあれば、その違いとあなたの立場を容易に理解する。
私がこれをしたら、あるいは、これを言ったら、私たちは接近するか、もっと離れることになるか、いずれにしても、そのことで今よりも2人の距離が遠くなることを望んでいないと彼女に話すことだ。これは、結婚のサークルに匹敵する子どもと親の解決のサークルだ。関係がうまく言っている時こそこの概念を教えるべきだ。
夫婦が解決のサークルを作り、それを親子の解決のサークルに拡大すれば、自然に家族の解決のサークルに拡大する。
家族は一つの支えあう単位として、起こった問題に対応するために互いに助けあう。
本には、他にも、具体例がいくつか出てくるわ。
- 寝る時間が遅い子ども
- うちに帰ってきたときに頼んだ家事をやっていない娘
- 親は飼いたくないのに、犬を飼いたい子ども
- ほんのわずかしか食べない娘
それぞれどう対応するのか、興味があったら、読んでみて
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親が今からできること
子どもが何を選択するか、親は何もコントロールできません。親にできることは、選択理論を教えること、そして、子どもとの親しい関係を維持できるようにすることです。子どもの上質世界に親が入っていることが大切です。さて、あなたは、子どもの上質世界に入っていますか?
「グラッサー博士の選択理論」本の第1章を読んでみよう。誰でも内側から動機付けられている。
「グラッサー博士の選択理論」本の第2章を読んでみよう。欲求を満たすために行動する。
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「グラッサー博士の選択理論」本の第5章を読んでみよう。性格の違う人とうまくやっていくには?
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