強制学習や罰では、人は学ばない
人に強制的に学ばせようとして成功した試しがない。にもかかわらずそれが正しいと信じて強制をやめない。教育委員会、政治家、親の全員が外的コントロールに従い、学校で教えられていることは正しく、勉強しない生徒は罰するという考えをかたくなに持ち続けている。この破壊的な間違った考え方を強制学習と呼ぶのがピッタリである。学校で、多くの生徒が反抗しているのは、この強制学習に対してである。反抗すると赤点や悪い成績をつけられる。すると多くの生徒は勉強をやめて、上質世界から強制学習だけでなくそれを押し付ける先生までも剥ぎ取ってしまう。
子どもたちが教師と教師の教えるものを上質世界に保つことがどんなに重要であるか教師は知らなければならない。
生徒が学習を上質世界に入れない選択をしているのか、それとも生徒の頭脳が学ぶ能力を持っていないのか区別がつけられなくなる。
注意欠陥障害や注意欠陥多動性障害という診断について、安易に診断され、障害児としてレッテルを貼るのは深刻な診断である。
通いたくなる学校
教師、生徒、校長、そして親は、上質世界にお互いのイメージ写真を入れている。
落第はない。人より進んでいるとか遅れているとかは無意味である。クラスで生徒を年令であれ何であれ、分ける試みはない。
教師は、教えることを分かち合う。
子どもたちは、お互いを助け合う。
人との競争ではなくどちらかと言えば、自分自身との競争である。
ベルは鳴らないし、正式な休憩時間もない。
問題が起こった時はいつでも、その人と話し合いをし、人を脅迫したり傷つけたりしないで、問題を解決します。
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覚えるテストではなく、考えるテスト
教育は知識の習得でない。教育は知識を使うことと定義するのが最善である。知識を使うためには知らなければならないことは確かだ。しかし、知っているだけでは、ほとんど役立たない。学んだ知識を使うことに価値がある。学校の失敗はここに焦点を当てていないことにある。
歴史
ジョージワシントンは、独立戦争で勝利した後で、なぜ王になるようにとの要請を断ったと思うか。彼の決意が現在の米国でどのように役立っていると思うか。
理科
科学者たちは地球の温暖化をなぜ心配しているのか。
数学
あなたのお父さんが、家にペンキを塗っている。お父さんはあなたに、店に行って家を一塗りするのに必要なペンキを買ってくるように頼んだ。
どのくらいのペンキが必要か計算してください。
テストで教科に対する能力が十分に証明されれば、その勉強は終わりになる。もし、十分でなければ、生徒に、『あなたも先生も2人共あなたが十分な能力を身につけたと思えるまで、取り組み続けようね』と言う。教師は、勉強の進み具合を調べるだけでなく、励まし、思慮深いフィードバックを与えて、生徒が学んでいるものをもっと良く把握できるようにする。この欲求充足可能な知的なやりとりは、強力な学習環境を創造している
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自ら学びたくなる学校
人は外側からコントロールできません。たとえ、子どもであっても強制的に勉強させることはできないのです。
まずは、子どもが自ら勉強したいと思える環境を整えることです。そのためには、生徒も教師もそして勉強そのものも、子どもの上質世界に入っていることが大切です。
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