人は効果的でない行動をも創り出す?
問題に対するある解決に導く新しい全行動をみつけようとすることである
恐怖行動、不安行動、パニック行動、妄想行動、強迫行動、外傷性ストレス行動は、創造的選択のよくある例である。
落ち込みにも、理由があった?
- 怒りを抑制できるから。
- 周りに援助を求めやすくなるから。
- 失敗するかもしれないと恐れているものから引き離してくれるから
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人は、幻覚や幻聴も創造する?
幻覚行動で恐怖さえ感じる一人の男性患者がいた。回診すると、妄想の猿を背中から降ろすように叫んでいた。猿が彼の背中と肉を引き裂いているというのだ。彼はまるで猿がそこにいるかのようにふるまっていた。苦痛に満ちた叫び声を上げ、私がひどい藪医者だから彼の人生を地獄にしている猿に対して何もできないのだと、私を呪った。
ある日、その患者が、肺炎にかかった。精神科病棟では治療できないから、内科にかかるように言った。内科病棟にいる2週間の間、彼は狂気を思わせるものを一切示さなかった。彼が精神科の病棟に入っている必要があったことを内科の研修医にわかってもらうのはかなり困難であった。
彼はほとんどの精神異常者がするように、創造システムから出てくるものを行動に移していたのだろう。しかし、内科病棟で過ごした数週間、創造システムを止めることを選択できたのだ。彼は何らかの問題について狂う選択をしていたが、それよりも生きることが重要となったのであろう。
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効果的でない行動から抜け出すには?
人々が心理的問題を一つの選択としてみるように援助することは、開放的な気づきにつながる。自分たちのコントロールできないようなものが突然襲ってきたという不思議さや恐れが取り除かれる。彼らは今や、他の選択が可能だということを学び、新しいより効果的な選択を基にした行動が彼らを自由にし、自分たちに害を与えない創造性に満ちた人生の探求を可能にする。
私たちは、求めている人間関係が得られない時などに、自己破壊的な全行動を創造することもあります。その全行動が効果的でなかったとしても、これも一つの選択であると理解できれば、自分の行為と思考を自らコントロールして、自分の行動を選択できるのです。
「グラッサー博士の選択理論」本の第1章を読んでみよう。誰でも内側から動機付けられている。
「グラッサー博士の選択理論」本の第2章を読んでみよう。欲求を満たすために行動する。
「グラッサー博士の選択理論」本の第3章 を読んでみよう。あなたの理想の写真は?
「グラッサー博士の選択理論」本の第4章を読んでみよう。落ち込みも自分の選択?
「グラッサー博士の選択理論」本の第5章を読んでみよう。性格の違う人とうまくやっていくには?
「グラッサー博士の選択理論」本の第6章を読んでみよう。葛藤の解決の仕方とは?
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