「なぜ、あの人はあんな行動をとるのだろう」とイライラすることありませんか?
そんな時は、「あの人の行動の優先順位は、なんだろう」と考えてみると、その人の行動を理解できるかもしれません。
例えば、Aさんは「義母は、なぜ食器をすぐに洗わないのだろうか?」と不満を持っていました。
食器の洗い方は、人それぞれの理由がある
あとね、うちの東北電力の契約は夜の9時から朝の9時までが安い契約なので、食洗機のスタートボタンを押すのは夜の9時以降なの。スタートボタンを押す時間まで、汚れた食器は水につけて流しに置いておくのよ
食器をすぐに洗う人としばらく置いておく人、何が違うの?
食器を洗うという行動ひとつとっても、人によってやり方はいろいろです。
選択理論では、
誰でも上質世界を得るために行動をすると説明しています。
誰でも上質世界は、持っていますが、その中身は、人によって違います。上質世界が全く同じということはないのです。
食器を洗う行動の目的は、食器がきれいになるということです。行動の目的が一緒でも、食器を洗うという上質世界は人によって違うのです。
Aさんの上質世界には、キッチンに汚れたお皿は置いておきたくないから、すぐに片付けて綺麗にしたい。早さと美しさが入っています。
私の上質世界には、水につけてから食洗機に入れるほうが汚れが落ちやすいから、しばらく水につけて置いておく。夜9時以降に食洗機のスイッチを入れる。落ちやすさと節電が入っています。
Aさんも私も、それぞれの上質世界を得るために行動をしています。お互いの上質世界を知らないと、なぜそんな行動をとるのかと思ってしまうのです。
食器洗いひとつとっても、相手の上質世界を知ることで、お互いに相手の行動が理解できます。
もし、「なぜ、あの人はあんな行動をとるのだろう」と不満に思うことがあったら、その人の上質世界を具体的にイメージできると、その人の行動を理解できるかもしれません。
人は、上質世界をえるために行動することについて書いた記事は、こちら。
選択理論の記事でよく読まれているのは、こちらの記事