顔ニモマケズ どんな見た目でも幸せになれることを証明した9人の物語 水野敬也さん本
図書館の新着コーナーで、9人の笑顔に目が釘付けになりました。
水野敬也さんが、顔や外見に症状を持つ方々9人を取材した本
顔ニモマケズ どんな見た目でも幸せになれることを証明した9人の物語
の裏表紙です。
顔に症状がでる病気があったとしても、この笑顔の人生を生きている9人に、とても惹かれました。
本を開くと、悩み抜き、考え抜いた9人の言葉は、ハッとするものばかりでした。
ハッとした9人の言葉
中島勅人さん
完璧な状態を目指すのではなく、今の状態を与えられた環境として受け止め、その状態のまま進み続ける。
河除静香さん
外見以外の部分で自分には多くの魅力があることに気づき、その魅力が伝わりやすい場所を見つける。
泉川一樹さん
自分自分が自分に対して注目している部分と、他者が自分に対して注目している部分は、違っている場合が多い。
タガッシュさん
自分が純粋に楽しめる好きなことを見つけ好きなことをしていれば、辛い現実がかわされ、そのことをもっと楽しむために新しい場所に行きたくなる。
また同じものが好きな人とつながることができる。
武田 信子さん
人生は本当にいつ何が起きるかわからない、やりたいことをためらわずにやる
笠本明里さん
人との間にある壁は、相手だけでなく自分を作り出している
三橋雅史さん
人生には「変えられないこと」と「変えられること」がある。変えられないことにとらわれるのではなく、変えられることに目を向ける。
村下優美さん
「自分が何を得られるか」を基準にして行動を起こす。「覆水盆に返らず」だが、地面に落ちた水で新たな芽を育てる。
石田祐貴さん
相手を変えることはできない。変えられないことは割り切って「自分の変えられること」に目を向ける。悩みに対して、「自分の行く手を阻むもの」ではなく、「自分のためになるもの」だととらえることで乗り越えられる。
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顔の見た目は、自分が変えられないことととらえ、自分が変えられることにフォーカスして行動に落としていく
ふっとある先生の言葉が、頭に浮かびました。選択理論学習のロールプレイでの先生の言葉です。
「病気があるから不幸せの人生、それとも、病気があったとしても幸せな人生、どちらかの人生を選べるとしたらどちらを選択したい?」
この9人は、病気があったとしても、自ら幸せな人生を選択して、生きていると感じました。
「顔の見た目は自分が変えられないことと捉えて、自分が変えられることにフォーカスして行動に落としていく」
まさに私が選択理論学習で学んでいることを、人生で実践している9人、自分の人生を生きていて、カッコいいです。
自分の見た目を気にする人たちだけではなくて、いろいろな悩みを抱えている人たちを勇気付け、悩みを解消するきっかけになるヒントを得られる本だと思いました。
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