「ばあば、やせて」孫のひとこと
Aさんは、何年も「やせたい」と言いながら、口ばかりで何も行動をしていませんでした。
そのAさんが、突然「これからは、食事に気をつけてやせる」と宣言をしたのです。そして、いままでコンビニで炭水化物ばかりのお弁当を食べていたAさんは、自分で作ったお弁当を持ってきました。白米を玄米ご飯に変え、野菜中心のおかずが入っていました。甘み調味料は、砂糖を使わずに甘酒を使ったと言います。甘酒も、私のブログを読んで、玄米ご飯から作ったというのです。私はこのお弁当をみて、びっくりして椅子から転げ落ちそうになりました。
「やせたい」と言いながら、何年もそのままだったAさんが、なぜ、突然やせるための行動をとったのか、興味がわきました。
Aさんは、おばあちゃんといっても、まだ59歳です。中年太りからだんだんと増えてきた体重を気にしていましたが、やせる行動をなかなかとれないでいました。
それなのに、かわいいお孫さんからのたった一言で、すぐにやせるために、まず食事を変えたのです。お孫さんのパワーはすごいものがありますね。
行動の動機付けを選択理論で考える
選択理論では、
誰でも、上質世界に入っているものを得ようとして、行動する
と説明しています。
誰でも、行動の動機は、上質世界に入っているものを得るためなのです。
Aさんの例では、上質世界に、「孫にとって理想のばあば」が入っています。「ばあば、やせて」というセリフからわかるように、孫は、太っているばあばよりも、やせているばあばが良いと言っているのです。
Aさんは、孫にとって理想のばあばになりたくて、やせるための行動をとらずにいられなかったというわけです。
誰でも、自分の上質世界に入っている人のすることや言うことは、すんなりと自分の耳に入ってきやすいのです。
Aさんにやせるように言った医者が、仮に、Aさんのとても尊敬する人で、Aさんの上質世界に入っていたならば、その時点で、やせる取り組みをしたかもしれません。
あなたの周りの人が不思議な行動をとり、あなたは、なんでそんな思いもかけない行動をとったのかと理解できないことありますよね。そんな時、相手の上質世界には、何が入っているのかと考えてみると、その行動を理解できるかもしれません。人は誰でも、上質世界にあるものを得ようとして、行動しているのです。
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