日焼け止めSPF値が15以上になると、紫外線の防御率はほとんど変わらない。
逆に製品に「SPF 50」と表示するためには紫外線吸収剤や散乱剤を大量に使う必要があるため、SPFの数値が高いほど、肌への負担は増えることになります。
『美容常識の9割はウソ』落合博子著の本に載っていたフレーズです。
私は、SPF値は、数値が高いほど効果があると思いこんでいて、SPF50の日焼け止めを購入していました。
肌への負担が増えても、効果はSPF15とほとんど変わらないなんて、びっくりです。
SPFの数値と紫外線の防御率は?
日焼け止めのSPFとは、Sun Protection Factor の略で、UV-Bに対する防御効果を示します。
本では、SPFの数値と紫外線の防御率の関係が示されていました。
- SPF 15 は、93.3%
- SPF 30 は、96.7%
- SPF 45 は、97.8%
- SPF 50 は、98%
もし、SPF 15 の日焼け止めを使った場合には、UV-Bを93.3%防御でき、SPF 50の日焼け止めを使った場合は、98%防御できるということです。
SPF15と50の紫外線防御できる効果の違いは、わずかな差です。
15から50に増えることで、紫外線吸収剤や散乱剤が増えて肌への負担をかけるのであれば、日常生活でわざわざSPF 50の日焼け止めを選ぶ必要はなかったのだと思いました。
紫外線防止効果を上げるには?
紫外線防止の効果をしっかり得るためには、「どの製品を選ぶか」よりも、「こまめに塗ること」が大切です。
表記の量よりも多めにたっぷりと均等に、こまめに重ねづけを意識してください。
アメリカのFADでは、SPF 15の日焼け止めを、日に当たる15〜30分前につけること、2時間ごとに塗たすこと、を推奨しているそうです。
私は、いつも朝出かける直前に、日焼け止めを塗っておしまいでしたが、チョコチョコとこまめに塗ることにします。
紫外線を防止するには、SPF値は数値が高くなっても、効果はほとんど変わらない。それよりも、こまめに塗ることが大切なんですね。
これから紫外線が強くなる季節、日焼け止めをこまめに塗って光老化を予防します!
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