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他人は、自分と同じように、物事をとらえていない。バニラアイスを例に選択理論で考えると?

ハーゲンダッツアイスクリーム

頼んだことが、相手にうまく伝わらないことありますよね。
他人は自分と同じように物事をとらえていません。他人と自分の知覚された世界が全く同じということはあり得ないのです。

「バニラアイス」という単語ひとつ取っても、頭に思い描いているものは、人それぞれ違っているという体験をしました。

バニラアイスクリームと聞いて、頭に浮かんだアイスは?

A さん
暑いなー アイスクリームを食べたいなぁ。はい、5000円。これでみんなの分を買ってきて
おゆき
わーい。ありがとうございます。みんなの分って7人分ですね。Aさんのご希望のアイスは?
A さん
バニラがいい!
おゆき
はーい。Aさんは、バニラですね。では、コンビニへ行って買ってきまーす !
おゆき
はいAさん、ごちそうさま。お釣りとレシートをここに置きますね。みなさーん、Aさんからの差し入れですよ! いただきましょう
A さん
えっ⁈ 僕が今、食べたいバニラアイスは、昔懐かしい100円アイスだったの
おゆき
えっ? Aさんがコンビニで選ぶバニラアイスといえば、ハーゲンダッツのバニラと思いこんでいました。この前も、Aさんは東京行った時に、ピエールマルコリーニでチョコレートアイスを食べてきた話をしていたし。Aさんは、グルメな感じがしたから

「バニラアイスクリーム」の単語一つで、
Aさんは、「100円バニラアイスクリーム」を頭に思い浮かべ、
私は、「ハーゲンダッツバニラアイスクリーム」を頭に思い浮かべました。
バニラアイスクリームの単語一つとっても、それぞれの頭に浮かべるアイスクリームは、違うのです。

他人は、自分と同じように、物事をとらえていない。選択理論で考えると?

選択理論では、自分が知覚した世界は、他人と全く同じだということはありえないと説明をしています。

知覚された世界とは、知識のフィルターと価値のフィルターを通して、私たちが現実世界を解釈したものである。私たちが話をする時は、それぞれの知覚された世界を話しているに過ぎない。大事なことは、人それぞれの解釈は違うので、知覚された世界が全く同じということはありえない

カウンセリングのロールプレイ学習をするときに、

「クライアント役の人の話をまるでビデオに撮るようにできるだけ具体的に聞く」

ことを習います。クライアント役とカウンセラー役のそれぞれの知覚された世界をできるだけそろえるためです。

上記の例では、Aさんは私と同じようには、バニラアイスクリームをとらえていないのです。
もし、私が買いに行く前に、バニラアイスクリームの情報を具体的にしていれば、例えば銘柄や予算などを聞いていれば、お互いの頭に思い描くバニラアイスクリームが同じになったのですよね。そしてもし、まったく同じものがコンビニになくても近いものは変えたはず。

相手に何かを頼む時は、できるだけ具体的な言葉にすることを心がけると、相手と自分の知覚された世界が近づき、伝わりやすくなります。

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この記事を書いた人

yukitakaide

おゆき

仙台在住のおゆき です。
心の健康、体の健康を実践しています。

心の健康については、選択理論心理学を毎日生かしています。2012年より学び続けて、2015年選択理論心理士になりました。

体の健康については、グリーンスムージーを2011年より毎日飲んでいます。2013年にグリーンスムージーマスターを取得しました。

心の健康と体の健康を維持して、気持ち良く毎日過ごしています。

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